クリストファー・コロンブスがトウモロコシを新大陸から旧世界に持ち込んだといわれていますが、コロンブスのアメリカへの最初の航海からの帰国は1493年3月でした。
日本へのとうもろこしの伝来は、天正7年(西暦1579年)のこと、ポルトガル人によって伝えられたのが最初といわれています。
しかし、アジアへの伝播は日本より先に中国の方が早かったらしいのですが・・・
日本では戦国時代、1505年に中国の明王朝で編纂された書物には、トウモロコシの図解が掲載されています。
おそらく中国では、シルクロードやインド-ビルマ-雲南の陸の道を経由してコロンブスより早く持ち込まれていたたのでしょう。
閑話休題、日本で最初に定着したのは九州で、中国、近畿、東海地方と山間部を北上して、関東周辺の山地へと伝わっていったといわれています。
とうもろこし栽培が盛んに行われるようになったのは、明治時代に入ってからのことです。
さて、とうもろこしといえばスイートコーン(甘味種)
北海道の開拓使が、それまでになかった新種であるスイートコーン(甘味種)、デントコーン(馬歯種)などの品種をアメリカから輸入し、北海道のとうもろこし栽培に導入したのです。
生食のスイートコーンは、糖度が高く皮の柔らかく、いままでにはなかった品種です。
新しい「とうもろこし」が生まれ、年々、甘くなっています